インタビュー

  • HOME
  • インタビュー

インタビュー

院長近影

年を重ねても美しい身体をたもってほしい。そんな思いから、治療だけでなく予防にも力を入れています。

年を重ねても、背筋がピンと伸びた美しい身体をたもっていただく。背骨の病気を専門とするわたしにとって、それは大きな目標のひとつです。治療や予防についてしっかりと説明することで納得の医療を提供し、いつまでも健康な身体でいてほしいと願っています。

美しく老いる-Aging with beautiful body-」を医療概念に掲げている理由は?

整形外科の症状は、「老い」につながるものが少なくないと考えているためです。また、そうした「老い」につながる症状は、早めに予防策をとることでふせげるとも考えています。「年を重ねても、患者さまに美しい身体をたもっていただきたい」そんな思いをこの言葉に込めています。
たとえば、わたしが専門とする背骨(脊椎)の病気は、「老い」に関係するものが多いように感じています。人間は二足歩行ですから、どうしても身体の構造的に、背骨に負担がかかってしまう傾向があります。そのため、加齢にともなって背骨が曲がっていってしまう方は少なくありません。
しかし、背骨が曲がることは、予防によって避けられることです。そうした状態を事前にふせぐことで、「美しく老いる」ことが可能だと考えています。具体的にいえば、年を重ねても背筋がピンと伸びた状態をたもつこと。これが当院の考える「美しく老いる」すがたのひとつです。

整形外科的な症状を、できるだけ早期に治療する、もしくは、症状がおこる以前に予防策をとる。そして、それによって健康な身体をたもっていただく。こうした取り組みが、そのままきれいな身体をたもつこと、つまり、年を重ねても美しい身体をたもつことにつながっていくのだと考えています。

説明や診察などで心がけていることはなんですか?

患者さまの不安をできるだけ減らすことを重視しています。そのために、病気や治療方法についての説明は、なるべくわかりやすく行うこと、そして、できるだけ要点をしぼってはっきり伝えることを心がけています。

患者さまには、「自分の身体にどのようなことが起こっているのか」「どのような治療が必要なのか」ということを理解していただきたいのです。そして、納得いただいたうえで、ご自身で治療方法を選択していただくことが大切だと考えています。そのため、わかりやすく説明することは当然ながら大事なことになります。
ただし、たとえ説明をしっかり行ったとしても、それが医師の独りよがりになってしまってはいけません。たとえば、複雑な病気についてこまごまと説明したところで、患者さまはそれを一度に理解することはむずかしいでしょう。そのため、わたしは要点をしぼって、基本的には断定口調でお話しすることが多いです。
「薬を飲めば大丈夫ですよ」「手術しなきゃだめですね」などとはっきりとお伝えすれば、患者さまは「今なにをするべきなのか」迷わずにいられるはずです。あくまでも、そのときわかる範囲での見立てにはなりますが、まずは納得いただいて、治療をスタートしていただくことを大事にしています。

スタッフにもていねいな対応を徹底させているとのことですが、具体的にどのようなことをしていますか?

当院のスタッフは、一般的な接客業にお勤めの方と同じように、専門の講師にお願いして基本的なホスピタリティを学んでもらっているのです。その他、定期的にミーティングでわたしからスタッフに接遇の大切さを伝えたり、あらためて講師の方を招いて研修を受けたりしています。
こうした取り組みは、医療機関でも大切なことだと考えています。医療機関、とくに整形外科に来院される患者さまは、多くの場合、身体に痛みを感じていらっしゃいます。つらい症状をかかえて、気持ちが沈んでしまっている方もいらっしゃるでしょう。そういった方々が少しでも快適にすごせるよう、できる限りのことは行っていきたいと考えています。

なぜ整形外科の中でも脊椎専門にしたのか?具体的にどんな疾患か。

ひとつ大きな要素としてあるのは、恩師の存在ですね。医師になると、まずは研修医としてさまざまな診療科で勤務することになります。そのタイミングで、自分の今後の専門分野を選択します。そのときにわたしが師事した先生が、脊椎を専門にしていらしたんです。

もうひとつは、「整形外科のなかで何を専門にしていればより患者さまに役立つのだろう」と考えたことです。やはり、来院されるのはご年配の方が多くなります。そして、ご年配の方は脊椎の症状、たとえば首や腰の痛みをかかえていることが多くあるんです。こうした症状は、治療によって痛みが解消されるなど、はっきりと結果があらわれることも少なくありません。患者さまのお役に立てるという確信がありました。

脊椎の代表的な病気のひとつは、やはりヘルニアです。骨と骨のあいだにある椎間板という部分が悪くなる病気ですね。腰だけでなく、首に症状があらわれることもあります。また、骨粗しょう症による腰の骨折、あるいは、関節リウマチや腫瘍が痛みの原因になっているケースもあります。その他、お子さまであればスポーツ中のケガや疲労骨折などで来院される方がいらっしゃいます。

麻酔下標榜医の資格を取得した理由は?また整形外科としてのメリットを教えてください。

これも脊椎を専門とした理由とおなじです。やはり研修医の時代のことです。当時わたしが勤務していた病院の麻酔科の先生が、たまたまペインクリニックの診療を行っていたんです。その先生と知り合ったことをきっかけに、整形外科医師にとって麻酔科の知識は大事だと考え、勉強をはじめました。

ペインクリニックとは、痛みの治療を主軸とした診療を指す言葉です。痛みに対する対症療法を行うことによって、患者さまの生活の質を高めることをめざします。
ペインクリニックの代表的な治療方法としてはブロック注射があります。これは一般的な整形外科でも行う治療方法ですが、やはり麻酔科が背景にあるペインクリニックとは、すこし異なる部分がありました。わたしは整形外科もペインクリニックも経験しているので、両方の知見をいかして治療できるというメリットがあると思います。また、ブロック注射は痛みの早期緩和に役立つことが多いため、激しい痛みに悩む患者さまにとって、大きなメリットが得られる治療方法になるはずです。

オープンMRI・立った状態で撮影できるメリットは?また、導入に至った経緯は何ですか?

たとえば、患者さまの中には、寝ている状態をたもつことが大変な方がいらっしゃいます。そうした方にとって、立った状態で検査を受けられることはメリットになるはずです。
また、「立った状態だと痛むけれど、座っていたり寝ていたりすると痛みがでない」という方もいらっしゃいます。その場合は、立った状態で検査をすることによって、病状の正しい診断につながる可能性があります。これは、他の医院との連携の中で、セカンドオピニオン的な役割を果たすことにもつながると思っています。